father`s history

俺の親父は今から50年前に海外で暮らしていた。アメリカ、ドイツ、オーストリア、ベルギーなどで暮らしていたようだ。戦後それほど、経っていないうちに、敗戦国の日本から海外に行くのは、すげ~タフだなと息子ながらにそう思う。
ガキの頃はなんとなく、その西洋かぶれに俺は否定的だったが、服装やインテリアのセンスはやはり、光るものがあったようだ。
彼女を実家に連れて行くと必ず『お父さん、オシャレだよねー』と言われていた。ハゲで、デブな親父だ、オシャレと言われるのだから、それなりに個性的だったんだろう。さらに本物志向で、東ヨーロッパ的な趣きをこのんでいた。しかし、帽子に関してはパナマ帽を良くかぶっていた。
白い上下のスーツを着こんで、サングラス、頭にパナマ帽子を被って、ローカル電車を乗りついて職場に向かう親父を今、思い出す。

白いスーツの親父に +1 !

関連キーワード

関連ページ

father`s history
俺の親父は今から50年前に海外で暮らしていた。アメリカ、ドイツ、オーストリア、ベルギーなどで暮らしていたようだ。戦後それほど、経っていないうちに、敗戦国の日本から海外に行くのは、すげ~タフだなと息子ながらにそう思う。ガキの頃はなんとなく、その西洋かぶれに俺は否定的だったが、服装やインテリアのセンスはやはり、光るものがあったようだ。彼女を実家に連れて行くと必ず『お父さん、オシャレだよねー』と言われて
パナマ帽とは
パナマ帽(ぱなまぼう、Panama hat)はパナマソウ又はトキヤ草とも呼ばれる、Carldovica palamataの葉を細く裂いた紐で作られる、夏用のつば付の帽子。エクアドルが世界に誇るパナマ帽は現在世界中で夏の定番アイテムとして愛されている。 「パナマ帽」の名の由来ははっきりしていないが、パナマ運河の建築を手がけた男性たちが日差しから頭皮を守るために被っていたことから、パナマハットと呼ばれ
パナマ帽の趣き
パナマハットのナチュラルカラーは褐色からクリームカラーの間に位置する柔らかなライトブラウン、パナマハットは目が粗く、形がしっかりとしたものから、目が細かく軽くしなやかなものまでそのクオリティに違いがあり、Standardから最上級のPileまで全部で6つのクオリティに分けられている。特に海岸線北部のモンテクリスティやBrisaで作られるものはそのスムーズさから織り生地と見分けが付かないほどのクオリ
パナマハットで旅に出る。
パナマ帽子には、何やら開拓者の趣きの中に、知性を感じる。学問で生きていくと決め、海外に飛び出した親父が好むのはよく分かる気がする。ルーズベルトがパナマ運河を開通させた時、大西洋と太平洋をつなげた時には、どんな冒険があったのだろうか?俺の次男が最近夢を語る。『パパ、僕は、大人になったら、恐竜の骨を掘りにアルゼンチンに行く』その時が来たら、俺は空港でこのパナマ帽子を渡そうと思う。『そんでねー、パパみた